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クリニックの内装に関わる業者の種類は?依頼内容に応じた業者の選び方を解説

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クリニックの内装に関わる業者の種類は?依頼内容に応じた業者の選び方を解説
クリニックを開業する際に重要な内装工事。開業を考えている先生のなかには、内装工事をどこへ発注すればいいのか悩んでいる方も少なくありません。

そこで今回の記事では、クリニックの内装工事を依頼する業者の種類と選び方のポイントについて解説していきます。

    目次


 

クリニックの内装工事とは?

クリニックだけではなく、一般的な建物でも内装工事は行われます。一から建物そのものを作る建築工事とは異なり、完成した建物内部を仕上げるのが内装工事です。

間仕切り壁やドアなどの建具の設置、床や壁、天井の仕上げなどが内装工事にあたります。クリニックなどの店舗では、電気・水道・ガスなどの設備工事も内装工事に含まれます。

クリニックの内装工事の特徴は、専門性が高い医療機器を取り扱うことです。医療機器の設置に必要な配管や電気工事を問題なく施工できることが、クリニックの内装工事においては重要といえます。

さらに最近では、患者様やスタッフが居心地良く感じる内装デザインも求められています。

クリニックの内装に関わる業者の種類

クリニックの内装工事の発注先としては、設計事務所、施工会社、内装設計施工会社などの業者が考えられます。内装工事に関連する業者の特徴について解説していきましょう。

設計事務所

内装工事における設計事務所の業務範囲は、お客様の要望を聞き取りレイアウトやデザインを考えて必要な図面を作成するところまでです。

内装のデザインや設計に特化しているため、クリニックの業務効率やデザインコンセプトに合わせた空間づくりを得意としています。

一方、実際の施工は別の工務店や施工会社との契約が必要です。また内装工事全体の見積りは概算のみを提示されることが多く、詳細な見積りは施工会社から出してもらうまでわかりません。

クリニック内装にかける予算や開業までの期間に余裕がある場合には、設計事務所へ依頼を検討してみてはいかがでしょうか。

施工会社

設計図に基づいて内装工事を行うのが施工会社です。内装工事を専門に行っている会社もありますが、一般住宅の建築やリフォームなど幅広い分野の工事を手掛けているのが特徴です。

クリニックの内装工事を依頼する場合は、設計事務所へデザインやレイアウトを任せて図面を作成してもらい、その後で施工会社を決めるという流れになります。

施工会社によっては、過去の実績がほとんど住宅ということも考えられます。店舗やクリニックの内装工事の実績をしっかりと確認することが必要でしょう。

内装設計施工会社

店舗やクリニックの内装設計や施工を専門としているのが、内装設計施工会社です。クリニックのデザイン、設計、施工を一括して相談・発注できることが大きな特徴といえるでしょう。

デザインと設計、施工を別々に発注すると、その都度打ち合わせが必要となり費用もかかります。クリニック開業までの時間や予算の節約につながることも、内装設計施工会社へ依頼するメリットといえるでしょう。

最初の問い合わせから最終の引き渡しまで1社とのやり取りで済むため、スケジュールも見通しやすく追加費用も把握しやすいです。

優先したい依頼内容とは?

クリニックの内装工事といっても、開業する先生によって優先したい依頼内容はさまざまです。また内装工事へかける開業予算の割合も異なります。

クリニックの内装工事の依頼先を決めるときには、何を優先したいのかを明確にすることが大切です。優先したい内容と依頼先について見ていきましょう。

内装デザインにこだわりたい

「クリニックの内装デザインやレイアウトにこだわりがある」「設計事務所の過去の実例が理想に近い」など、センスがいい内装を優先させたい場合は、設計事務所へ依頼することをおすすめします。

独創的で柔軟なアイデアを持つ設計事務所であれば、狭小や変形など条件がある物件でも設計技術を駆使して理想的な内装を実現してくれます。

施工会社との打ち合わせが別途必要となりますが、予算や工期はかかってもこだわりのクリニックを手に入れたいときには設計事務所へ相談してみましょう。

内装図面が仕上がっている

「クリニック開業の予算や時間に余裕がない」「内装工事の内容が明確になっている」「内装図面は準備できている」という場合は、施工会社へ工事を依頼しましょう。

施工会社は設計図をもとに工事を行うため、発注者である先生ご自身が設計やデザインについて把握している必要があります。一方、先生ご自身が施工会社へ依頼することで価格は抑えられます。

予算に余裕がなく、準備などに時間が割ける場合にはおすすめの方法です。

内装イメージをこれから考える

「クリニックの内装イメージやレイアウトを提案してもらいたい」「開業の初期費用はできるだけ抑えたい」というときには、内装設計施工会社がおすすめです。

問い合わせや相談から打ち合わせを重ねることで、先生の考えを聞き取りイメージを具体化してくれます。

また開業時期が確定している場合には、内装設計のプランを早めに決定して着工を急ぐなど柔軟な対応が可能です。

相談から開業までのスケジュールが確定すると、開業に必要な各種手続きや届け出もスムーズに行えます。費用に関しても詳細な内訳が提示されるため、コストカットする内容も検討しやすいのが特徴です。

クリニック内装業者を選ぶ際のポイント

クリニック内装業者を選ぶ際のポイント
クリニックの内装工事を依頼する業者の種類や内容について解説してきました。では実際にクリニックの内装工事業者を選ぶときはどのような点に注意すればいいのでしょうか。
注意したい4つのポイントについて見ていきましょう。

1.アフターフォローサービスの充実
クリニックが開業してから、内装工事に不具合があり補修が必要となることがあります。

そのため、内装工事を発注する際にはアフターフォローサービスについて確認しておくことをおすすめします。

引き渡し後の保証の範囲や期間、すぐに対応が可能かどうか、クリニックの運用に配慮してもらえるのかなど、サービスが充実している業者を選ぶようにしましょう。

2.メリットだけでなくデメリットも説明
クリニックの内装プランや工事の打ち合わせ時に、メリットだけではなくデメリットも説明してくれる業者を選ぶことも大切です。

壁材や床材、レイアウトなど、クリニックの内装工事では決めなければならないことがたくさんあります。患者様からの目線、スタッフの目線それぞれから見たときに、一方にはメリット、他方からはデメリットとなることも考えられます。また性能面で優れた材料はどうしてもコストが高くなってしまいがちです。

良い面ばかり強調せず、折り合いをつける提案をしてくれる業者を選びましょう。

3.開業までのスケジュールがわかりやすい
クリニックの内装工事実績が多数ある会社は、開業までのスケジュールをしっかりと把握しています。

保健所への事前相談など、引き渡しまでだけではなく、開業までを見据えたスケジュールを示してくれるでしょう。
また医療機器の選定や搬入時期など、クリニックならではの工程に関しても初めから織り込んだ計画を立てることができます。

4.クリニックの内装設計に特化している
クリニックの内装設計に特化している会社は、専門用語に強く打ち合わせでも余計なストレスを感じることがありません。

医療機器に対する知識やクリニックの特性への理解があり、患者様とスタッフの動線に配慮したレイアウトやデザインの提案が可能です。

クリニックの内装トレンドにもくわしく、患者様やスタッフの満足度が高い内装に仕上がります。内装に使用する材料についての知識も豊富なので、細かな部分まで確認しながら工事を進めることができるでしょう。

まとめ

クリニックの内装業者の種類と選び方について解説してきました。クリニックの内装工事では、一般的な住宅や店舗とは異なる面が多数見られます。

開業へ向けて工事をスムーズに進めるためには、内装工事業者の選定が重要です。この記事を参考にして内装工事業者を選び、使いやすく賑わうクリニックを手に入れてください。

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この記事の著者

フルサポクリニック

フルサポクリニック編集部

関西エリアでのクリニック実績多数!
医療、介護施設の設計施工を得意とする「FULLsupport」が運営。
当サイトではクリニックにまつわる設計や内装工事にまつわる記事を随時更新中

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