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【クリニック内装の基礎知識】設計・施工のポイントと注意点

クリニック内装

    目次

クリニックの内装を考える場合に重要なのは、「そのクリニックで必要とされているものはどういう要素か」を知ることです。

そしてそれを把握したうえで、自分たちのクリニックが目指す方向性を考えて内装のデザインを選んでいかなければなりません。

ここでは、「クリニックの設計・施工のポイントと注意点」をテーマに、クリニックの設計・施工の案を作っていく方法をお伝えします。

クリニックの内装を考えるうえで重要な視点 ~医療スタッフ編~

クリニックの内装を考えるときは、「そこで働く医療スタッフの立場」「そこに通う(ことになるであろう)患者様の立場」の両方の利便性に視線を向けなければなりません。

ここでは両方の立場から、この「クリニックの内装に求められる要素」について解説していきます。

1.【スタッフ側】衛生面の管理や安全性が担保されやすいクリニックにすること

クリニックでは、通常の仕事では出ないような廃棄物(注射器など)が出ます。これらを安全に管理~廃棄ができるデザインの内装にしなければなりません。

またスタッフが滑って転ぶことがないように、滑りにくい素材の床材などを採用することも重要です。このような「スタッフ側の安全や、クリニックの衛生面を守るために作られたデザイン」は、患者様の安全を守るためにも役立ちます。

2.【スタッフ側】スタッフが動きやすい動線を意識する

壁を多く設けた場合、下記でも紹介する「プライバシー性」を高めることができます。しかし「Aの部屋に行くときは、Bの部屋とCの部屋の外側をぐるりと回って行かなければならない」などのような状態になっていると、スタッフの作業効率は著しく落ちます。そのため、必要に応じて、AーBーCの部屋を壁ではなく扉で仕切り、容易に行き来できるようにすることが推奨されます。

もちろんこれは絶対的なルールではありません。「この部屋は、治療上隔離しておいた方が望ましい」と判断されることもあるでしょう。それを踏まえたうえで、「隔離するべき部屋」と「容易に行き来できる部屋」を意識的に区別し、内装を考えていくことは非常に重要です。

3.【スタッフ側】各診療科に求められる最適なデザインを考える

「そのクリニックがどのような科を扱っているか」によっても、求められるデザインは異なってきます。

たとえば泌尿器科を扱うクリニックの場合は、プライバシーの確保のために、遮音性の極めて高い受診室を用意する必要があるでしょう。

また、小児科の場合は感染症にかかるリスクが上がるため、靴を脱ぎ着できるスペースを作ったり、感染症が疑われるお子さんを隔離できるスペースの設置が求められたりします。

上での1と2を踏まえたうえで、このような「科によって求められる内装デザインの違い」に注目するとよいでしょう。

4.【スタッフ側】収納や倉庫、バックヤードについて考える

クリニックで使用する消耗品などの保管場所を設計の段階から検討することが重要です。収納スペースが確保できないと、通路が狭くなってしまったり、導線が悪くなってしまうことがあります。
その他にも、増え続ける書類や季節毎の家電、掃除道具を保管しておく倉庫・バックヤードも用意しておくと良いでしょう。

クリニックの内装を考えるうえで重要な視点~患者様編~

上記では「医療スタッフの立場からみた、求められるクリニックのデザイン」について解説してきました。

ここからは、患者様の立場になって「求められるクリニックのデザイン」についてアプローチしていきます。

1.【患者様側】プライバシーの確保

クリニックの内装デザインにおいては、「プライバシーを確保できる空間にすること」が必要不可欠です。特に泌尿器科や産婦人科などの場合は、ジャンルもデリケートであるため、この部分に心を砕かなければなりません。

診察室を個室空間にすることはもちろん、「音漏れ」についても細心の注意を払いましょう。また、特に繊細な科の場合は、受付〜待合室〜診察室までの間で、ほかの患者様と顔を合わせる必要がないデザインにすると患者様からの好感度が上がります。

2.【患者様側】患者様が動きやすい動線を意識する

スタッフ側の視点のときに重要になる「動線への意識」ですが、これは患者様側の立場に立って考えるときも重要です。

受付〜待合室〜診察室まで、たとえスタッフの指示がなくても迷わずにたどり着けるような設計が望ましいといえます。また、検尿をすることを踏まえて、トイレには検尿を行う部屋と繋がる小窓を設置するとよいでしょう。

3.【患者様側】バリアフリーを考える

クリニックに通う人は、体あるいは心のいずれかに疾患やトラブルを抱えている状態です。また、車椅子などを利用している人も多いことでしょう。そのため、このような状態にある人に配慮するために、クリニックではバリアフリーに対して真摯に考えていかなければなりません。

なおバリアフリーとは、「院内の段差をなくすこと」とイコールではありません。たとえば待合室は、座敷よりもイスの方が望ましいといえますし、玄関先にはスロープと同時に靴の着脱用のベンチを置いた方が使いやすいでしょう。

このように、「適切な段差」を設けることもまた、バリアフリーだといえるのです。

4.【患者様側】待ち時間の快適な空間を考える

待合室は患者様が、一番クリニックで長い時間を過ごすスペースです。より快適に過ごしてもらうためにも、内装のデザインはもちろんのこと、座席や間隔、キッズスペースを設け待ち時間のストレスを軽減することが重要です。

クリニックの内装デザインについてや、実例を以下の記事で解説しています。

【実例あり】クリニックの内装デザインに求められることとは

法律上の話も押さえておきたい

ここまでは医療スタッフ側と患者様側の2つの視点から、「求められる内装」について解説してきました。

しかし実際には、これにプラスして「法律上の考え方」も考慮に入れなければなりません。

たとえば法律では、「患者様の数が10人以上の入院施設がある診療所の場合は、患者様が使う廊下の幅が1.2メートル以上であること(※廊下の両側に居室がある場合は1.6メートル以上)」などのような定めがあります。また、病室の床面積は、患者様お一人の場合は6.3平方メートル以上、お二人以上の場合は4.3平方メートル以上としなければならないと定められています。

ここでは一例として「廊下の幅」と「病室の床面積」を取り上げましたが、実際にはこれ以外にもさまざまな制約があります。

クリニックの内装を考えるうえでは、この「法律上の縛り」を守ることが大前提となることを念頭に置いておきましょう。

そのうえで、「どんなデザインにするか」「どんな方向性の内装にするか」「どんな素材を使っていくか」を考える必要があります。

クリニックの内装設計で知っておきたい法規制については、以下の記事で解説しています。

クリニック内装の設計時に押さえておきたい法規制

私たち「フルサポクリニック」は、クリニックの内装を専門に設計・施工を手掛けている会社です。知識と経験に基づいた、「クリニックで求められる内装」のご提案をいたします。

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この記事の著者

フルサポクリニック

フルサポクリニック編集部

関西エリアでのクリニック実績多数!
医療、介護施設の設計施工を得意とする「FULLsupport」が運営。
当サイトではクリニックにまつわる設計や内装工事にまつわる記事を随時更新中

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