歯科医院にキッズスペースを作る場所。子供が夢中になるもので釘付けに
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子育て中のママ、パパは子供が中心の行動をとります。子供がぐずらないか、飽きて動き回り迷惑を掛けないか気にします。
歯のメンテナンスや治療をしたくても子供の状態を見て、「今日はやめておこう」となってしまいます。
私も4才と1才の子持ちですので、今回は歯科医院におけるキッズスペースのお話を親目線で書いてみたいと思います。
▼ 安全に配慮してあるだけでパパ・ママは安心
子育て中でも子供が楽しめるキッズスペースが少しでもあれば、ママ、パパも安心して治療を受けることができます。
子供も飽きずに時間を過ごすことができるので、「あそこには一緒に行けない」となりません。子育て中のファミリー層を集患するためのキッズスペースの設置は費用対効果は高いと言えます。
院内の広さに対してどの程度をキッズスペースとして作るかで費用に差はありますが、大きなコストをかけなくてもキッズスペースの設置はできます。
▼ キッススペースを設置する場所
・親から簡易に見えるところが理想的
親と子が同じスペースに入れる広さを設定し、治療をしている横で絵本やDVDを見て過ごす方法です。未就園児がいるママは一緒に治療できる歯科医院が理想的です。
1歳、2歳はアンパンマンのDVDがあれば、かなりの確率で釘付けにできるので親としては助かります。
■あると嬉しいもの
・クッションマット
・DVD
・やわらかいブロック
・角など尖った部分がある場合はクッションで保護
DVDはアンパンマン・いないいないばあっ!(わんわん)・おかあさんといっしょは必須です。おもちゃを置く場合は、うるさくならない為に柔らかいブロックがおすすめです。がちゃがちゃ音がなると親が気をつかいます。
【参考商品】
・コーナーガード 赤ちゃん 高齢者ケガ防止 安全対策 3M両面テープ付き
・ベビー用ジョイントマット・フロアマット
▼ スタッフが見守れる位置にキッズスペースを作る
未就園児は親の目が届くところが理想ですが、幼稚園児にもなると椅子とテーブル、絵本、おもちゃで時間をつぶせます。
幼稚園児を完全に黙らせるツールとして有効なものはYouTubeです。うちの子は100%タブレットに夢中になります。やらせたくない親御さんもいらっしゃいますので、絵本やDVDの設置が必要です。
タブレットを設置する場合は盗難防止も必要となります。おもちゃも盗難にあいますので名前を書くくらいのことは必要です。
安全についてですが、院内から勝手にでないか、他の患者さんに迷惑をかけないか、ないとは思いますが他の患者が子供になにかしないか。親として心配になるポイントです。
キッズスペースを作るイコール託児付ではないので、受付スタッフが張り付いてあげる必要はありません。しかし、なにかあった場合は親の心理としてはクリニック側への責任を感じてしまうものです。
最低限、子供が見える位置にキッズスペースは配置しておきたいものです。
親から目が届かない位置にキッズスペースがある場合、ベビーモニターを置いておく方法もあります。キッズスペースにカメラを置き、モニターを親御さんへ渡していつでも見れるようにしておけば安心です。
【参考商品】
・ワイヤレス ベビーモニター
■ まとめ
キッズスペースを作る目的はママが安心して来院できる歯科クリニックを作ることです。誰かに子供を預けるためスケジュールのやり繰りが困難で治療がなかなか進まず大変。子供も一緒に来院できるクリニックは我が家でも選んで通院しています。
親は子連れで通院できるだけでありがたいものですが、親の中には子供が騒いでもほったらかしにする方も存在します。子供が苦手な方はそんなクリニックを避けます。
歯科医院のなかには小児歯科だけ曜日を設定しているクリニックもありますので、どんなクリニックを作りたいのか理想をカタチにできると良いですね。
この記事の著者
フルサポクリニック編集部
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