クリニックや歯科医院の内装費用の相場・坪単価の目安はいくらかかる?
*この記事は2019年2月20日にリライトしています。
当サイトで最も多い問い合わせが、「内装工事にいくらくらいかかるのか?」という質問です。
内装工事の費用は、開業する予定の店舗状況や間仕切りの数や内装仕様によって変わるものです。よって一概に坪単価としてお答えするにはブレ幅があり簡単に答えてご迷惑にならないか心配になります。
お問合せ時のテナント状況を聞き、レントゲン室の有無や、歯科で給排水設備の規模を確認して、特殊な状況で無い場合は、坪単価で25万円から40万円くらいとお答えしています。
レントゲンが必要な場合はレントゲン室の参考価格を別途お伝えします。
30坪のクリニックを作る場合の内装工事費用の目安
30坪 × 坪単価30万円 =900万円(税別)
・クリニックのレントゲン室:140万円程度
・歯科医院のレントゲン室 :110万円程度
これにレントゲン室が必要な場合、プラス140万円が上乗せで必要になると考えて頂けると分かりやすいと思います。
▼ 内装工事にかかる費用を正確に把握する
どうして坪単価25万円から40万円くらいなのか?クリニックで選ばれやすい壁紙や床材、間仕切り壁の数量など、これまでの経験でこのくらいのボリュームになるだろうというという平均的な価格帯ということです。
家電製品や車など、自分が欲しいものの値段はほとんどの方はリサーチします。中古車ならインターネットで見たり、中古車屋さんに行って年式や走行距離で相場感を掴むことができます。
ところが内装工事の場合はテナントの状況によって工事のボリュームが変わり、相場感を掴むことの難易度が上がります。そのため内装工事の金額を知るには見積もりを取る必要があります。
内装工事にかかる費用を正確に把握し内容とコストを比較するには、工務店や設計事務所を現地を見せてから見積もりを依頼することが近道です。
【関連記事】
・医院・歯科クリニックの内装工事業者の選び方
▼ 比較の為に見積もりを依頼する際のコツ
クリニックの内装工事は、レントゲン室やカルテ棚など費用が大きく必要な設備があります。歯科医院では給排水の費用がとくに大きくなってしまいます。
その他に、受付カウンターや扉一枚に至って豪華になっていたりすると積み重ねからイメージより高くつくということもしばしばあります。
また、居抜き物件で内装を行う場合、既存の解体工事などが含まれる場合その分余計な費用計上となります。
見積もりが思ったより高いなと感じた時にとる行動は、見積もりを出した業者へコストダウン案を希望するか、他の業者にも見積りを依頼するかの選択となります。
比較の為に見積もりを依頼する際のコツは、最初に依頼した工事業者と同じ要望を伝えることです。違う内容を伝えると、見積りの内容も変わってしまいます。それでは、安いのか高いのかわからなくなってしまいます。
話を聞いてみたいと思っていても、しつこく営業されて面倒と思っているかもしれませんが、店舗を扱う設計事務所や工務店は強引な営業をしているところを見たり、聞いたことがありません。
多少手間ですが、複数の業者と話しをすることでしっくりくる人に依頼することが一番良い方法だと日々感じています。
診療科目ごとの費用相場やフルサポクリニック無料お見積りについてはこちら
【関連記事】
・高い?安い?クリニック内装費の見積りに疑問を感じたら
・クリニックの内装工事で見積もりは何社くらいからとるほうが良い?
▼ まとめ
「内装工事にいくらかかるのか?」という具体的な課題がでたら、業者を呼んで見積りを取りましょう。クリニックの内装は2社程度は呼んで、担当者の人間性がマッチするか、価格は適正かを判断すると安心です。
この記事の著者
フルサポクリニック編集部
医療、介護施設の設計施工を得意とする「FULLsupport」が運営。
当サイトではクリニックにまつわる設計や内装工事にまつわる記事を随時更新中