クリニック・歯科医院は価値感とウリがコンセプトになる
コンセプトを作るという作業は、とても重要なことです。
クリニックのコアとなるコンセプトは、患者さんが「なぜ支持してくれるのか?」ということを棚卸し整理するということです。
目に見えない資産を整理して磨くことで、本当に患者さんの視点に立ったクリニックとしての価値が高まっていくはずです。
今はコンセプトが明確になっていなくても大丈夫です。これから整理して作りだせばいいのですから。
コンセプト作りは8つのステップから成り立っています。順序はあまり気にしなくての良いので、取り組んでみましょう。
軸になっている価値感を言葉にする
コンセプトを作るには院長の「軸」になっていることを明確にする必要があります。価値感を明確にするポイントは自分と向き合うことです。
わからなければ周囲の人に聞いてみるのも良いと思います。
これまでの歩みを箇条書きにしてみるのも良いかもしれません。
箇条書きにしてみると、自分は何に興味があって、どのように行動してきたかが価値感です。
クリニックのウリを理解する
開業医は専門性が強みになりますが、なぜ患者さんから支持されているのかを深く理解する必要があります。
支持されている理由は患者さんから直接聞くことが一番ですが、これも周囲の人から声を拾っていくことが有効です。
患者アンケートなどの方法もありますが、心安い患者さんやスタッフなど、聞きとる力のトレーニングも兼ねてインタビューをしてみてください。
たいへん役に立つ声が集まってくるかもしれません。
まとめ
患者ニーズが多様化しているため、クリニックのコンセプトも変化が見られます。
開業医は専門性が強みになるものですが、ファミリークリニックやレディースクリニックなど患者にとって分かりやすい言葉は医療法によって安易に使うことができません。
コンセプトを上手に発信することが、これからの経営には重要なポイントとなり、クリニック内やホームページなどを上手に活用して、コンセプトを発信したいものです。
この記事の著者
フルサポクリニック編集部
医療、介護施設の設計施工を得意とする「FULLsupport」が運営。
当サイトではクリニックにまつわる設計や内装工事にまつわる記事を随時更新中