皮膚科の内装・設計レイアウトをつくるポイント
皮膚科は、皮膚疾患を診るほか、美容や形成外科をあつかう治療を行います。
美容に対する治療は自費診療となるため、診療単価を保険診療より高めに設定することができます。
また、男性の育毛に特化するなど、専門性を絞って需要を掘り起こす経営も多く見られます。
*この記事は2019年3月6日にリライトしました。
▼ 内装設計のポイント
皮膚科クリニックは20坪から30坪で開業することが多く、保険診療か自費診療でどちらに軸をおくかで患者層も変化します。
■ チェックポイント
・保険診療と自費診療のどちらが中心になるのか
・イメージする患者層
・導入する医療機器の内容
・手術を行うかどうか
保険診療と自費診療の両方を扱う場合、それぞれのスペースを分けるように意識したレイアウトを作ります。
自費診療と保険診療は待合室も分けた方が良いとの声もありますが、テナントの広さの兼ね合いで導線を確保することが難しいのが現状です。
▼ 設計レイアウトの事例
実際のレイアウト図面です。
自分でレイアウトを作る方法でも書きましたが、クリニックの設計はこれまでの経験や治療内容でイメージすることができます。
ノートに店舗の形を書いて、間取りを書いてみることで設計者に伝える内容が具体的になります。
皮膚科に必要なスペース
・待合室
・診察室
・検査、処置室
・治療室
・スタッフルーム(バックヤード)
・化粧室
皮膚科に必要な用途を満たすには、上記を配置していく作業を行います。内装の雰囲気や仕上げ材は、これら設計がある程度固まってから選んでいきます。
設計・レイアウトを考える際には、設計者の意見や提案を待つだけではなく、積極的に発言をすると、設計者もアイデアが湧いてきます。
どんどん言いたいことや、聞きたいことを発言することが最大のポイントです。
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この記事の著者
フルサポクリニック編集部
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