混合診療が患者の同意で拡大するかもしれない
今回は日本経済新聞から記事の拾い読みです。
政府の規制改革会議で、保険が使える診療と保険のきかない診療を組み合わせる「混合診療」を拡大する提言が行われました。
診療の安全と患者と医師の同意があることが条件で、専門医や設備が整っている医療機関に広げていくことを目標にしています。
これまで、がんなど命に関わる疾患に対して、患者の要望で未承認薬を服用するコンパッショネート使用制度の例外処置ではなく、一般的な普及が期待できそうです。
5月28日に行われる会議で提案し、まとめるようですが日本医師会や厚生労働省は「安全性」の観点から慎重なようです。
混合診療を「選択療養」と呼ぶ仕組みに変え、保険外の治療を行いながら保険がきく薬もしようできるようにすることを目指す提案は、命に関わる疾患で戦う患者にとっては喜ばしいことでしょう。
安全性の問題に対して考えられていること
①選択療養を実施する医療機関に専門医が勤務し、診療後の患者の状態を把握できる。
②必要に応じ、他の医療機関と連携できる
上記2つなどを要件としています。
治療を行う前に、副作用や費用など明記した診療計画を作成することなども医療機関に義務づけられるようです。
この記事の著者
フルサポクリニック編集部
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