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歯科医院をおしゃれな内装デザインにする3つのポイント

歯科医院おしゃれな内装デザイン

「歯科医院」は、ほとんどの人が一度はお世話になる場所です。また歯科医院での治療は1回で終わることは少ないため、何度も通うことになるケースも非常に多いものです。

歯科医院を続けていくうえでもっとも重要なのはやはり歯科医師の技術ですが、それ以外にも、通いやすさや接客態度、営業時間、内装などに目を向けることも重要です。ここではそのなかから「内装」を選び、それにこだわる意味と、おしゃれな内装デザインにするときのポイントについて解説していきます。

内装は、人に「通い続けたい」という気持ちを与える

意外に思われるかもしれませんが、「内装」は人の気持ちに大きな影響を与えます。

たとえば診察室がフルオープン(あるいはついたてで簡単に仕切られただけの状態)だった場合、プライバシーについての懸念から足を運びにくくなるという人もいることでしょう。

また、待合室が窮屈であれば、感染症対策の考え方から不安に思う人もいるかもしれません。内装があまりにも古ぼけていて経年劣化が目立つ状態だと、「治療も古い技術で行われるのではないだろうか」と警戒する人もいるでしょう。

内装を美しくおしゃれにすることによって、これらの不安を払拭しつつ、「新しい患者様」を獲得する可能性を高めることができるのです。

歯科医院をおしゃれな内装にするための3つのポイント

ここからは、実際に「歯科医院をおしゃれな内装にするためのポイント」について解説していきます。

歯科医院をおしゃれな内装にする場合は、

1.コンセプトやターゲットを明確にする

2.プライバシーを確保できるデザインにする

3.親しみやすく、いろいろな人に配慮したデザインを意識する

それぞれ見ていきましょう。

1.コンセプトやターゲットを明確にする

「おしゃれな歯科医院」を作るうえでもっとも重要なポイントのうちのひとつが、「コンセプトやターゲットを明確にすること」です。

たとえば、自費診療などを得意とする歯科医院の場合は、高級感を抱かせるような上品なデザインが望ましいでしょう。このようなケースの場合、シャンパンゴールドや落ち着いたダークグレーなどを積極的に用いて、ホテルのフロントのような雰囲気を持たせた待合室を作るケースが多いといえます。

また、「お子さんが通いやすい歯科医院」を目指すのであれば、優しい木のぬくもりが感じられるようなデザインにしたり、パステルカラーなどを積極的に採用したりすることが推奨されます。このような歯科医院の場合は、キッズスペースなども広く設けるなどの工夫をする必要もあるでしょう。

美容歯科を得意としている歯科医院ならば、お客様の中心層はおそらく女性になることでしょう。このような場合は、内装も、美容エステサロンなどに似たデザインにすると喜ばれるケースが多いといえます。ほかの形態の歯科医院では必ずしも必要とされないパウダールームなどを設ければ、さらに患者様の獲得がしやすくなるかもしれません。

このように、一口に「歯科医院のデザイン」「おしゃれなデザイン」と言っても、その方向性はさまざまです。そのため、「〇〇のようなデザインにすれば良い」「〇〇の設備を設ければ良い」とは一概には言い切れません。

「どのような人をターゲットにするか」「どのようなコンセプトで歯科医院を運営していくか」によって、ベストとなる内装のデザインは変わってくるからです。

歯科医院の内装を考える際には、まずは自院に通う(あるいは通うことになるであろう)患者様の属性や希望をしっかり精査していくことが求められます。

2.プライバシーを確保できるデザインにする

プライバシーを確保できるデザイン

治療機関にプライバシーへの配慮が求められることは、すでに多くの人が知っていることです。歯科医院もまた、例外ではありません。そのため、歯科医院の内装を考える場合は、プライバシーを確保できるデザインに目を向けることが非常に大切です。

プライバシーを確保するためのもっとも簡単なアイテムは「ついたて・パーテーション」でしょう。

ただこれでは不十分であると考える場合は、各治療スペースをコの字型の壁で覆うというやり方を検討するとよいでしょう。壁の素材はさまざまで、すりガラスなどが選ばれることもあれば、木などを用いられることもよくあります。

ついたて・パーテーションを使う場合でも、壁を使う場合でも、「素材」に加えて「形状」に目を向けるとさらによいでしょう。

たとえば丸みを帯びた形のものを採用すれば優しい雰囲気になりますし、真四角でストレートの形状を利用すればスタイリッシュな雰囲気になります。

このような「素材」「形状」に加えて、「カラー」をも意識することで、よりそれぞれの歯科医院のコンセプトに合わせたおしゃれでプライバシーに配慮したデザインの内装ができあがります。

3.親しみやすく、いろいろな人に配慮したデザインを意識する

都会的でスタイリッシュ、モダンさを打ち出す歯科医院であっても、「治療機関である」という大前提を忘れてはいけません。患者様が親しみやすさを感じたり、通いやすいと信頼できたりするデザインを作るという視点を常に持っておく必要があります。

照明は優しい色合いのものを選びましょう。特に診察室の場合は、患者様は「寝た姿勢で治療を受ける」という特徴から、まぶしすぎる色の照明は大きなストレスになってしまいます。

なお現在は、「だれにとっても通いやすい歯科医院」を目指すことがほぼ必須です。小さなお子さんやご年配の方、車椅子やベビーカーを使っている方が入りやすい歯科医院にしましょう。なお段差のない空間=バリアフリーと捉えがちですが、実際には適度な段差があった方が動きやすい場合もあります。たとえば、膝があまり良くない人にとっては、完全にフラットなスペースよりも、椅子席の方が使いやすいということがよくあります。

「歯科医院の内装」の正解は、ひとつではありません。ただ、「自分たちの歯科医院のコンセプトやターゲットはどこにあるのか」「プライバシー性が確保できる歯科医院とはどんなものか」「通う人にとって優しいデザインとはどんなものか」を意識していくと、貴院にとっての「正解」が見えてくるかもしれません。

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フルサポクリニック編集部

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