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後悔しないクリニック設計における注意点とは【まとめ】

これから開業される先生方にとって、クリニックの内装・設計は大きな悩みの種だと思います。初めて開業される方がほとんどであり、どうすれば患者様が過ごしやすいか、どういう設計であれば業務を効率化できるかなど、考えるときりがありませんよね。

初めて来院された患者様に再度来院してもうらうためには、患者様の満足度が非常に重要な要素です。患者様は、まずは医師の技術面、その次に対応の良さや接客・接遇、クリニックの居心地の良さや清潔感などからクリニックを評価します。

内装の設計が効率的で利用しやすいクリニックならば、患者様は安心して来院してくださり、かかりつけのクリニックとして利用して頂ける可能性も上がります。

そこで今回は、クリニックの設計で後悔しないための注意点や確認したいポイントについて解説していきます。

    目次

 

クリニック設計の注意点

患者様が利用しやすく、業務を効率化するためには、クリニックの設計で具体的にどのようなポイントを意識していくべきかについて解説していきます。

▼導線

まず大切になってくるのは導線です。患者様が来院されてから受付、順番待ち、診察、会計、帰宅までのこの一連の導線がスムーズかどうかはとても大切です。導線の流れが良いと、患者様もどのように動いたらいいかわかりやすく、安心して過ごせます。

スタッフ側にも案内など余分な業務が増えないことや、患者様の回転率を上げることができるなどのメリットがあります。導線の具体的な注意点については以下でご説明いたします。

入口

さこた内科・循環器内科様の内装 (12)


患者様の来院方法は、徒歩や自転車、車、タクシー、公共交通機関など様々です。車で来られる方に対しては、雨の日でも来院しやすいよう、屋根のついた車寄せがあると喜ばれるでしょう。

自転車の方には、来院しても雨に濡れないよう、駐輪場から入口まで屋根をつけるという配慮も必要です。

また、段差がなく土足でクリニックに入れる、車椅子のまま診察を受けられるというのも患者様・介助者両者ともに利用しやすく、混雑を解消できるポイントにもなります。

待合室

プライベートスキンクリニック美容外科、美容皮膚科20180406 (1)

待合室においては、患者様の体調の変化にいち早く気付けるよう、受付スタッフから患者様の顔が見えるような位置関係が望ましいです。

ただ、真っ直ぐ視線が合う位置ですと患者様も落ち着いて過ごせないため、顔は見えても視線は合わないように配慮するとベストです。

待合室から診察室までは、迷わずすぐに行けるようなシンプルな位置関係で設計すると、患者様の安心感に繋がります。

会計

会計を効率的にするための、設計の工夫としては2点挙げられます。

まず、患者様は会計に呼ばれるまで待機する時間がありますが、待合室の椅子がゆったりしたサイズの長椅子であれば、待っている間に荷物の整理や支払いの準備がしやすいため会計もスムーズになります。

次に会計時ですが、会計でもらう書類や薬をスムーズにしまえるように、受付カウンター前に手荷物置き台を設置しておくと、効率的で患者様も便利に感じてくださります。

▼防音

やべ形成外科クリニック 内装、看板 (2)次に防音についてです。

診察室の中の声が外に漏れないかどうかはとても重要です。

診察室では、病気や身体の状況以外にも、家族関係、今後の治療方針など様々な個人情報を話します。その会話が診察室から漏れていて、待合室に聞こえると抵抗を感じる患者様が多いのは当然ですよね。

防音のために大切なのは、まず部屋の隙間をなくし、音が漏れないようにすること、次に壁の遮音性です。

クリニックでは、カーテンやパーテーションで仕切りを作っていることもありますが、視覚的なプライバシーは守られても防音対策はできていません。設計の時点から防音対策を考え、部屋の隙間をなくす、壁を防音仕様にするなどの工夫が大切です。

また、マスキング効果というものもあります。マスキング効果とは、ある一定の周波数の音を発生させると、同じ周波数の音が掻き消されるという効果のことです。この効果を利用し、診察室周辺のBGMの周波数を調整して、声が漏れないようにするという工夫も可能です。

▼診察室の広さ

さこた内科・循環器内科様の内装 (4)診察室においてもユニバーサルデザインを意識した設計が大切です。

来院される方の中には、自由に歩ける方、杖で歩かれる方、車椅子の方、妊婦さんなど様々な方が来院されます。どんな方でも利用しやすいような広々とした診察室にすると、患者様のストレスも軽減され利用しやすいクリニックになります。

▼カルテ置き場の幅

最後にカルテについてです。近年電子カルテを使うクリニックが増えており、紙カルテを保管するクリニックは少なくなっているかもしれません。

「電子カルテを使うから、カルテの棚は狭くてもいい」という先生もいらっしゃると思いますが、ある程度のカルテ幅は確保しておく方が良いでしょう。

電子カルテを使用するという方向性であっても、診察内容によっては紙に印刷して保管が必要な場合もあります。運営年数とともに増えていく可能性があると考え、カルテの棚の幅は広めに確保しておくことが望ましいです。

まとめ

今回は、クリニックを設計する上で後悔しないための注意点について解説してきました。ご紹介した内容に関しては一部であり、より細かい設計上の注意点もあります。

クリニック専門の内装・設計会社のフルサポクリニックは、数多くのクリニックの内装・設計に携わってきました。経験も知識も豊富にございますので、クリニックの内装・設計でお悩みの先生方は、ぜひ一度ご相談ください。

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この記事の著者

フルサポクリニック

フルサポクリニック編集部

関西エリアでのクリニック実績多数!
医療、介護施設の設計施工を得意とする「FULLsupport」が運営。
当サイトではクリニックにまつわる設計や内装工事にまつわる記事を随時更新中

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