医院・歯科クリニックのレイアウトを自分で作る方法
クリニックのレイアウトを自分でつくることは簡単です。
「自分でレイアウトをつくる」ということは自分がイメージした通りに設計者に指示を出すということです。
クリニックを切り盛りするには動きやすい導線や、クリニックの雰囲気をどのように表現したいかを、現実につくるために設計者に伝えることが大切になります。
そんなにむずかしく考えずに、店舗をいろいろ見て回ったとき、ここが受付で、ここが診察室、処置室はここで。と考えたことを伝えるだけで結構です。
レイアウトのイメージを紙に落とし込む
通常、図面や概算見積りの提出は現場調査をしてから、1週間から10日くらいで出来上がります。
出来上がった図面がイメージと全く違ったら、見積り金額にもブレがでます。
そうならないためにも指示は口頭だけではなく、漠然でもいいので紙に書いてあると伝わりやすく、イメージ通りのレイアウトに近づくことができます。
レイアウトのイメージを紙へ落とし込むときにあると便利なツールは2点です。
・店舗の寸法をざっくりでもいいので図る
・全体が見渡せる写真を何枚か撮っておく
寸法をざっくり図ったらフリーハンドで紙に店舗の形状を書いてみましょう。
その箱の中に受付カウンターやトイレ、診察室などを配置してみてください。
その時に細かなことを考える必要はありません。
こうなったらいいなを書いてみることで、イメージが具体的になっていきます。
イメージを共有するメリット
上の画像は実際に依頼いただいたお客さまの手書きレイアウトです。
内装は打ち合わせで8割が決まります。イメージを共有できれば、修正にも迅速に対応できるものです。
左の画像は現地調査で寸法と設備状況を書いた現場監督のメモです。
寸法は施工担当者がしっかり図っているので、イメージさえ伝われば、やりたいことに近づけるように提案もできるようになります。
この記事の著者
フルサポクリニック編集部
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