良いクリニック・歯科医院は第一印象が大切
多くの患者さんに支持されている歯科医院やクリニックは「イメージづくり」も大切にしています。
はじめて来院する患者さんは、クチコミや外観などイメージ(第一印象)によって促されています。
歯科医院やクリニックは「技術や見立ての良さ」で決めたいと多くの患者さんは思っています。ただ、一般の患者さんは見分けがつかないのです。
「医療技術が高く、最新の医療機器があり、評判の良い医院」
そんな場所をイメージから探しています。
今回は、患者さんはどこを見てイメージを沸かせているか。ポイントごとに整理しています。良い情報を患者さんに提供してあげましょう。
① 玄関、受付スペースがきれい
玄関や受付スペースはクリニックの顔です。埃がたまっているような場所はありませんか?
スリッパを殺菌ケースなどで消毒されているなら、「殺菌済み」とお知らせしてあげることも忘れないようにしましょう。
決してスリッパを重ねて置いてはいけません。
② 待合室は「華やか・賑やか・安心感」を意識しよう
待合室では大きな画面のテレビを置いて、オリジナルDVDや診療科目に関連する映像を流すと効果的です。
大画面のモニターは見栄えもよく、患者さんにとっても印象の良いものとなります。大画面の映し出される映像は「華やか・賑やか・安心感」満たすにはもってこいです。
悪い例では、何年前から貼ってあるかわからないような、お知らせやポスターやボロボロの雑誌や書籍は悪影響です。無い方がましです。
色・音・動きは、あらゆる業態に共通して意識することでもあります。
③ 季節感を感じる飾り付け
待合室に季節感のある飾り付けがあると、「おもてなし」の感性を患者さんは感じることができます。
大切にされていると感じるを嬉しくなるもの。これはへりくだったサービスではなく、「細やかな気遣い」であることが重要です。
患者さん自身が「自分にとって一番のクリニックである」と認識すれば、あえて他のクリニックを試すようなことはしません。
その上で、身近な人へクチコミとして情報を伝達してくれます。
④ 「匂い」は重要なファクター
歯科クリニックの場合、FC(フォルムクレゾール)の特有のにおいが患者さんにとっては恐怖を思い起こす場合が多いようです。
匂いは条件反射を引き起こすものです。その場所が安らぐように良い匂いを上手に使うことは重要な要素となっています。
歯科クリニックこそ「匂い」は最重要課題になるのかもしれません。
⑤ 設備投資に力を入れている
投資という感覚をお持ちでしょうか?医療に質と診療効率を高めるための機器や満足度を高めるためのツールは高額な費用が必要ですが、結果としてイメージを向上させ、満足度・納得度ともに上がるのです。
設備投資に力を入れているクリニックと、そうでないクリニックでは確実に収益や新患数に開きがあります。
まとめ
待合室やスタッフの対応、治療説明など、すべて細部までこだわる姿勢に共感を得ることができます。つまり、細部にこだわらなければ共感をつよく得ることができないものです。
医療にだけこだわるのではなく、スタッフ対応や空間にも目を向けて初めて完全なものになるのです。
自己満足で終わらず、患者さんに伝える、伝わることにもこだわるようにしましょう。
この記事の著者
フルサポクリニック編集部
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