クリニックの開業はテナントか戸建てのどちらが良い
目次
クリニックの開業は、郊外や都市で商圏エリアに違いがあります。
商圏調査をした結果、候補となった土地や建物の場所での開業スタイルを戸建てかテナントか、2つの視点でそれぞれのメリットを考えてみたいと思います。
戸建てクリニックの特徴
メリット
・広さや規模を構造から設定できる
・建物の外観そのものをデザインできる
・建物、土地を担保に融資を受けることができる
デメリット
・土地、建物の購入コストが大きい
戸建てでの開業の場合、住宅を兼用する場合もあります。その他、相続した土地や身内が所有している土地で無償で借りている場合など、個人で全てを賄うのは経営的に困難と言えます。
テナントビルで開業するクリニックの特徴
メリット
・駅前や生活道路など集客メリットのある立地を選べる
・土地、建物の取得と比べて、開業コストを抑えることができる
デメリット
・競合するクリニックが多い
・一等地はテナントは空きにくく、物件を見つけることが困難
良い立地のテナントは、賃料もそれなりにするものです。保証金も賃料の数カ月分を用意しなくてはなりません。
しかし、一度開業をしてしまうと立地を変えるのは困難です。立地が良く、患者さんが利用しやすいクリニックは繁盛の近道です。
立地の選定は、最も重要な項目と言えます。
>どうやって決めた?クリニックの立地を決めたポイントと理由10選
まとめ
個人的な意見ですが、クリニックの開業は事業を新しく始めるということなので、初期コストは徹底的に抑え、できるだけ早い段階で黒字になるよう目指すべきだと思います。
経営が安定し、勤務医程度の収入が確保できたらライフスタイルに合わせた居住地を探せばよいのです。
この記事の著者
フルサポクリニック編集部
医療、介護施設の設計施工を得意とする「FULLsupport」が運営。
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