在宅医療は情報の共有がテーマになっている
2035年には高齢者の4割近くが一人暮らしになる見通しで、在宅医療マーケットをカバーするため医療関連メーカーが力を入れています。
日本経済新聞で記事になっていた2つの企業では、在宅医療市場に視点を置き、情報の共有がテーマになっています。
寝ているだけで心機能の異常を感知する
医療用ベッド最大手のパラマウントベッドが、寝ているだけで心機能の異常を感知することができる「スマートベッド」を開発した。
マットレスに19個のセンサーを配置し、空気圧の変化を感知し脈拍や呼吸数を計測できる。
体になにも付けずに計測できるのはすごいですね。普通に日常を過ごすだけで、健康状態を確認できるのはストレスが全くありません。
パラマウントは、病院へ出荷を開始し、在宅用は機能を絞り低価格で普及を目指すとしています。
病院用ベッドには院内で共有し、医師や看護師がスマホやタブレット端末で患者情報を把握できる機能を持っています。
異常があった場合は警告音が鳴り、すぐに対応できるようになるようです。また、離れて住む家族にも配信することも検討しているようです。
日常の健康データを医師が共有できるシステム
テルモは今秋、生活習慣病患者の日常の健康データを医師が共有できるシステムを運用すると記事になっています。
生活習慣病の患者が自宅で計測した血圧や血糖値を数値を、医師と共有できるサービスを始めるを記事になっていました。
すでに病院で可動しているシステムを在宅医療用に広げ、患者の負担を減らすことを目的にしています。
さいごに
在宅医療関連の市場は大きくなることは明白です。
医療関連メーカーの開発だけの取り組みにとどまらず、電気メーカーも高齢者の見守りサービスに参入しています。
市場が大きくなるということは、企業の競争が進み発展することなので、患者にとっては便利なサービスが次々に出るということ。患者にとっては良いことですね。
この記事の著者
フルサポクリニック編集部
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